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【アシスタント必見】シャンプー技術の極意:お客様に喜ばれるシャンプーとは

はじめに:はじめてサロンに立つあなたへ

この記事は、美容師としてスタートを切ったばかりの新卒の方や若いアシスタントさんに向けた内容です。
「ちゃんとできるかな?」「迷惑かけないかな?」――そんな不安、ありますよね。
でも大丈夫。誰だって最初は初心者です。

先輩たちも、最初は同じように悩み、失敗しながら少しずつ上達してきました。
シャンプーは、お客様に「この子感じいいな」と思ってもらえる最初のチャンス。
この記事を通して、少しでもあなたの不安が軽くなり、自信を持ってお客様に向き合えるようになってもらえたら嬉しいです。


シャンプーって、どれくらい大切なの?

「シャンプーは洗うだけ」と思われがちですが、実はとっても奥が深い技術です。

お客様がサロンで最初に受けるのがこの“シャンプー”。
ここで気持ちよさを感じてもらえたら、「また来たい」「あの子に任せたい」と思ってもらえるきっかけになります。

さらに、シャンプーが丁寧なサロンは、「スタッフの教育が行き届いている」と思ってもらえるので、あなたの技術=お店の信頼にもつながっているんです。


基本の手順と、ちょっとした工夫で差がつくポイント

「手順を覚えるのが大変…」という声もよく聞きますが、大丈夫です。
最初は、ゆっくりでOK。何度も繰り返すうちに、自然と体が覚えていきます。

シャンプーの流れ(基本ステップ)

  1. お湯加減を確認:「熱すぎませんか?」と一言そえると安心感アップ

  2. 予洗い:1〜2分、しっかりお湯だけで汚れを流す

  3. 本洗い:指の腹でリズムよく、やさしく頭皮を洗う

  4. すすぎ:シャンプー剤が残らないよう、しっかり流す

  5. トリートメント:毛先中心に、丁寧になじませる


「お客様が気持ちよく感じるための小さな工夫

  • 指の圧は「気持ちいい」くらいがベスト。力を入れすぎず、リズムを一定に

  • 声かけひとつで安心感が変わります。「リラックスしてくださいね」など、さりげない言葉が大事

  • 手が冷たいとびっくりされてしまうので、少し温めてからスタートしましょう


「気持ちよかった!」を引き出すには?

「またお願いしたいな」と思ってもらえるシャンプーは、“技術”と“気配り”の掛け算です。

たとえば──
・「力加減どうですか?」と聞くだけで、お客様との距離が縮まります。
・少しのマッサージ(こめかみや首の後ろ)を加えると、満足感がグンとアップ。
・そして、何よりも「丁寧にやろう」という気持ちが伝わることが大切。

最初はぎこちなくても大丈夫。
お客様は、あなたの“一生懸命さ”をちゃんと感じ取ってくれています。


よくあるつまずきと、「そんな時はどうする?」

ここでは、新人さんがよくつまずきやすいポイントと、それをどう乗り越えるかを紹介しますね。

力加減がわからない…
「ついゴシゴシやってしまう」「逆に弱すぎるかも」って思うこと、ありますよね。
そんなときは、一度自分の頭でやってみて、「これなら気持ちいいかも」と思える強さを探ってみてください。先輩にモデルになってもらって、感想を聞くのも◎!

お湯の温度が安定しない…
最初は焦って蛇口をいじりすぎてしまいがち。でも大丈夫。
手でこまめに確認するクセをつければ、すぐに慣れてきますよ。「これくらいが気持ちいいな」と感じる温度(だいたい38〜40℃くらい)を覚えておくと安心です。

手が冷たいって言われた…
冬場や緊張していると、手がひんやりしてしまうこともあります。
そんなときは、軽くお湯に手をつけたり、タオルで温めてから施術しましょう。
「手、冷たくないですか?」と気遣いの声がけもGOOD!

すすぎ残しが多いかも…
シャンプー剤が残ってしまうと、かゆみや不快感につながります。
「もう十分かな?」と思った後、あと30秒だけ丁寧に流す意識を持つと、安心です。

無言になりがち…
「話しかけたほうがいいのかな?でも話しかけすぎたらうるさいかな?」と悩む人も多いです。
正解は、“ほどよく声をかけること”。
「お湯の温度大丈夫ですか?」「かゆいところありませんか?」などの一言だけでも、お客様はほっとしますよ。


まとめ:未来のあなたへ。今の一歩が、きっと大きな力になる。

シャンプーは、美容師としての“はじまりの技術”。
でも、それだけではありません。お客様と最初に向き合う、いちばん大切な時間でもあります。

あなたの「丁寧にやりたい」「気持ちよくなってほしい」という気持ちは、ちゃんと伝わります。
失敗しても、緊張しても、一歩ずつ前に進めばいいんです。

そして、今ここで積み重ねた技術や気配りは、
将来あなたがスタイリストとして羽ばたくとき、大きな“信頼の土台”になります。

いつか、お客様から「あなたにまたお願いしたい」と言ってもらえる未来を思い描いて、
今日のシャンプー、一つひとつを大切にやってみてくださいね。
未来のあなたは、きっと今のあなたに「よく頑張ったね」って言ってくれますよ。