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パーマを長持ちさせるヘアケアの方法

こんにちは!富士宮市の美容室グランディールです。

季節の移り変わり、新生活に向けてパーマスタイルに挑戦したひともいると思います。せっかくかけたパーマも、ウェーブがとれてしまったということもあるかもしれません。

今回は、パーマについて「パーマを長持ちさせるヘアケアの方法」をご紹介します。

髪の毛にパーマがかかる原理

パーマによって、髪の毛にカールやウェーブがかかるのは、髪の毛の形を作るタンパク質同士の繋がりを薬剤の力によって切断し、髪の毛をロッドなどに巻きカールやウェーブの形状を髪の毛につけた状態で、別の薬剤をつけることで髪の毛の形を作るタンパク質同士の繋がりを再結合することで、髪の毛にカールやウェーブをつけることがパーマの基本的な原理になります。

髪の毛の結合は、水に濡れても切断され、乾くと再結合する性質があり、シャンプー後など髪を濡らした状態で、乾きが不十分なまま寝てしまい、朝起きた時に寝癖になるという原理とパーマの原理は基本的には同じです。

パーマの場合は、水だけの切断・再結合よりも薬剤による切断・再結合によりさらに強いカールやウェーブの効果を作ることができます。


カールやウェーブのキープ力を高める髪の毛のヘアケア

先程、紹介した「髪の毛にパーマがかかる原理」で取り上げたように、髪の毛は「水」に濡れることで、カールやウェーブの形状を作っていた結合が切断され、髪の毛が乾くと再結合します。そのためパーマのかかっている髪の毛の日頃のヘアケアは、髪の毛の乾かし方が重要なポイントになります。

ポイント1.髪の毛が濡れた状態のままにしないようにする

シャンプー後など、髪の毛が濡れた状態では、髪の毛の結合が切断されているため、髪の毛がまっすぐに伸びやすい状態です。髪の毛がまっすぐな状態が長く続くと、カールやウェーブがとれてしまう可能性があります。水分をたっぷり含んだ髪の毛は水分の重みでまっすくになってしまうので、濡れた状態のままにしておかないことも重要です。また、コームや、目の細かいブラシでのブラッシングなど、髪の毛をまっすぐにしてしまうこともNGです。ブラッシングが必要な場合は、目の粗いブラシで、髪の毛がしっかり乾いている状態で行うのがおすすめです。

ポイント2.ドライヤーで髪の毛を乾かすときは、パーマの部分は低温でゆっくりと乾かす

タオルでしっかり水分をとった後、ドライヤーで髪の毛を乾かすときに、すぐに乾かそうとすると、水分をたっぷり含み、水分の重みでまっすくになっていた髪の毛の形状で乾き再結合されてしまうためカールやウェーブのキープ力が弱くなってしまいます。パーマの部分は低温設定でゆっくり乾かすことがおすすめです。

髪の毛が乾きやすい方や、髪の毛が短い方は、ドライヤーの前にアウトバストリートメントなどでパーマをした箇所に水分を補給、髪の毛を保護するとより効果的です。

パーマをしたときの髪の毛のヘアケアは、上記をポイントに取り組んでみてください。

パーマの持ちは、髪の毛のタイプによっても異なり、ストレートになりやすい直毛タイプの髪はパーマのカールやウェーブもすぐにとれてしまうことがあります。また、逆にくせ毛のようにカールやウェーブのつきやすい髪の毛は、パーマの持ちもいい傾向があります。